日本の熊本市慈恵医大病院に「赤ちゃんポスト」の設置が許可されました。
正式名は
「こうのとりのゆりかご」慈恵医大では中絶手術をしないかわりに、5年前から望まない妊娠をした女性から
相談を受け、支援していて、自分では育てられないと考えた親が、
匿名で赤ちゃんを託すことができる設備をドイツから学んで導入。
10年ほど前からヨーロッパの国々で設置が進んでいるそうです。
尊い赤ちゃんの命を救いたい、と言う思いからだそうです。
しかしその一方で、安倍総理がポスト設置には
大変抵抗を感じると発言するなど、政府内でも慎重な対応を求める意見も出ていまるそうです。
ポスト設置によって安易に子育てを放棄する親が出てくるのではと心配
しているのです。正直、私の気持ちも五分五分です・・・・・。

「こうのとり」って「ゆりかご」をそんなに安易に置いてっても
いいんでしょうか・・・



自分の親の名前も、誕生日も、生まれた場所も解らずに育つ子供達。。。
ドイツでは行政、医師、ソーシャルワーカーらが総合的なとりくみをしていて、
2ヶ月間、母子が一緒に暮らせる

「マザーチャイルドハウス」という施設もあって、
母親はその間に自分で育てるか、養子に出すか決められるそうです。
当初自分で育てられないと考えていても、この間に自信をつけて、
自分で育てる選択をする人も少なくないということです。
赤ちゃんポストは、そうした支援をしていても、なお救えない人達の為の
本当に最後の受け皿というわけです。日本では赤ちゃんだけでなく、児童虐待のニュースも後をたちません。
「最後の受け皿」を設置する前に、
①小・中・高で望まない妊娠を防ぐ教育を強化する。
②母親学級における虐待防止を含む教育・指導の総合的な見直し。③養護施設・ソーシャルワーカー等の人員を増やす。
④養子縁組への総体的な推進努力強化まだまだ他にも、もっともっともっともっと
やる事があるんじゃないのかな



元来「捨て子」って「保護責任遺棄」って立派な
『罪』ですよね。
自分のした事の責任を取れない親が「公」の力を借りて
匿名のまま無罪放免


なんか、悲しくってすっきりしないのは私だけでしょうか???